会員実践報告
成年後見人として
「ありがとう」の実践を続ける!
2014年入会
稲沢市倫理法人会 専任幹事
亀内司法書士事務所 司法書士
亀内 友憲
(かめうち とものり)
成年後見人として被後見人との関係に苦悩。
成年後見人とは、認知症等を患い自身の意思能力が低下している人に代わり家庭裁判所の選任によって財産管理及び身上監護を行う仕事です。理由がない限り本人が亡くなるまで終了しない業務になります。私が関わった方は在宅のご夫婦二人に同時に後見人として就任していました。
後見人の財産管理とは預貯金、不動産、有価証券等全ての財産をお預かりするため、当時ご夫婦からは、お会いする度に「通帳を返せ! 泥棒! 」と言われ、本人たちが亡くなるまで関わり続けられるのか悩んでいました。
「なにがあってもありがとう」の実践。
「ありがとう」の実践をしてみることにしました。定期的にお会いする度、相手に何か言われる前に、「毎日無事に過ごしてくれてありがとう」と言い続けました。
最初からはうまくいきませんでしたが、それにより、ご夫婦との関係は改善し帰り際には「ありがとう」と言ってくれる様になりました。自らが変われば物事は好転する事を実感しました。
人間関係も構築し、仕事にやりがいを感じます。
在宅の方の成年後見人の業務は人によって様々な問題を抱えていますが、人間関係構築には「ありがとう」の実践を続けています。今では、受任件数も増え本人さんから「ありがとう」と言われる度に充実感を感じながら仕事に取り組んでいます。
亀内司法書士事務所
一宮市浜町5丁目12番地
TEL0586-85-7598
http://www.kameuchi.jp
[事業内容]司法書士業(不動産登記、商業登記、遺言・相続承継、成年後見)