倫理経営実践報告
倫理経営で苦難を乗り越え、
より良い未来を創造する
株式会社 中部シイアイシイ研究所 代表取締役
愛知県倫理法人会 普及拡大委員長
山口 弘修
どんなきっかけで倫理法人会に入会されましたか
平成6年に、創業者の父が入会したのがきっかけでした。当時の私はまだ20代。会員の方々は年配者ばかりで、当時の私からしたら「リンリン老人会」といった印象でした。そのイメージを変えたのが富士高原研修所での経営者倫理セミナーへの参加でした。
2008年2月、大きな工場建設投資をした直後で、自ら希望して参加しました。
当時、何と同じバスに河合伴治さん、山中敦子さん、村山明子さんといった錚々たるメンバーがいらっしゃったのです。
この研修では「頑張りより感謝が大事」だということを学び、さらに研修を受けに来た他府県の方々との交流から、「全国では若い人たちも倫理を一生懸命学んでいる」ということを知り、認識が変わりました。
倫理を学んでいて良かったと思うエピソードがありますか
豊川市に3つ目の新工場を設立してすぐにリーマン・ショックがあり、経営状況が非常に苦しくなった時期がありました。それでも倫理で「苦難は一時的なもので、必ず良くなる」ことを確信していたので、冷静に対応することができました。
経営をしていると様々な苦難や試練がありますが、そんな外部環境にも「ぶれない自分の軸」をもてるようになったと思います。言い換えれば、自分で自分を支えられるような心の持ち方ができるようになった、ということですね。
さらに、平成13年に豊橋市南倫理法人会の会長に就任した時には、これは会社に活力朝礼を導入するチャンスだと思いました。翌年から新卒採用をすることになっていたので、それまでに彼らが働く良い職場環境をつくりたかったのです。会長を務めた3年間は良いことづくしで、会社の売上も上昇しました。ただ、妻からは、「会長任期が終わってから、私の話をよく聞いてくれるようになった」と言われたそうです。(苦笑)
これから倫理を学ぶ方々に、何かアドバイスはありますか
倫理法人会に入会してモーニングセミナーに通うだけでは何も変わりません。早朝から人が集まり活気があるため、その「場のエネルギー」で自分の気も上がりますが本質的には何も変わりません。
私は倫理経営講演会での「思想なき組織はつぶれる」という話から倫理を学ぶ大切さに気づかされ、自社の企業理念を見直しました。まずは自らの課題をもって倫理を学び、素直に実践に取り組むことが大事です。
インタビュー/愛知県倫理法人会
副幹事長 今泉多江
株式会社
中部シイアイシイ研究所
[本社]
豊川本社
豊川市御津町上佐脇大郡23番地
TEL0533-77-2150 FAX0533-77-2155
http://www.ccic.co.jp
[拠点]
豊橋工場 豊橋市菰口町3丁目8番地
三重事業所 三重県亀山市布気町618-2
[創業]昭和59年9月
[事業内容]クリーンスーツ類の特殊クリーニング、精密洗浄、その他クリーン環境のトータルサポート