愛知県倫理法人会

一般社団法人倫理研究所 愛知県倫理法人会は、
会社と社員を元気に育てたい経営者たちの交流・勉強会です。

倫理経営実践報告

食と倫理経営で、社員と
地域社会の幸せを築く

えぷろんフーズ株式会社 代表取締役社長
愛知県倫理法人会 研修委員長

河合 岳史

えぷろんフーズ株式会社 メイン画像
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どんなきっかけで倫理法人会に入会されましたか

 地元紙に掲載されていた豊田市倫理法人会の記事を読んだことからでした。
会長は山中敦子氏(現 参事)で、その挨拶や講話の内容が素晴らしかったのです。
万人幸福の栞の17ヶ条に書かれていることも好きで、自らすすんで入会しました。
 当時は創業者である父が社長、私は社長室長という役職でしたが、社長の息子の話など聞いてはくれない古株の幹部社員との意見の食い違いに悩んでいました。スーパーの店内も青果部門、水産部門といった各販売部門が、それぞれ独自のやり方で仕入れや販売をしていたので、連帯感のない個人商店の集まりのような雑然とした状態でした。

どのような倫理実践をしていったのですか

 まずは入会3年後に「活力朝礼」を始めたことでしょうか。古株の幹部社員は抵抗していましたが、この頃から若手社員を中心としたプロジェクトを始動させ、少しずつ会社を変えていきました。
 事業としては浄水店の出店成功がターニングポイントになりました。なかなか土地を譲ってくれない大家さんに倫理で学んだ葉書の実践(事あるごとに丁寧な葉書を送る)を続けたところ、OKをいただくことができたのです。
 その翌年に社長職を引き継ぎ、事業拡大に伴って従業員も増え、様々な決定に際して私を頼る社員も増えてきました。
 同じ頃、豊田市東倫理法人会を新設することになり、その初代会長にも就任しました。この時期に、社長としても会社としても大きく成長できたと感じています。

会長職と社長業では、どのような実践をしましたか

 私にとっては、社長業も倫理法人会の会長も一年生でしたから、指導を受けていた方面長の指示に従って素直に実践しました。まずは自分自身がやって見せることだと思い、「地味な努力を一歩一歩堅実に、だれにも負けない努力をする」と決めて、「言行一致」「率先垂範」を心がけました。掃除や後始末も徹底し、それを続けていたら自然に社員も行ってくれるようになりました。

これから倫理を学ぶ方々に、何かアドバイスはありますか

 まずセミナーを聴くだけではだめだと思います。成果を期待せず、まず素直にやってみることです。実行すれば必ず何らかの結果が現れます。役職を受ける場合も、それをお付き合いや仕事の一部として受けるのではなく、自己革新の機会だと捉えること。これが秘訣だと思います。

記事/愛知県倫理法人会
 副幹事長 今泉多江

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えぷろんフーズ株式会社

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[創業]昭和48年8月3日
[事業内容]生鮮・食料品などの小売業(スーパーマーケット)、ネットスーパー事業