倫理経営実践報告
ここで働くすべての人が
幸せになる組織づくり
株式会社 瀬戸大同 代表取締役
瀬戸・旭倫理法人会 相談役
加藤 太伸
倫理法人会の魅力について教えてください
会社の未来は、経営者がどんな考え方をしてきたかで決まります。ほとんどの経営者は自身の経営体験を通して「経営の型」を身に着けるわけですが、正しい経営に到達できる人はわずかです。
倫理法人会には、純粋倫理を学び、「繁栄の原理原則」に基づいた「経営の型」を確立されている素晴らしい先輩方がいらっしゃいます。私自身もそうした優れた経営者(メンター)に出会うことができ、的確な助言や叱責をいただいたおかげで今があります。
見栄を張らずに本音で語れる仲間ができるのも、他にはない倫理法人会の魅力だと思います。
倫理を学ぶ前と後とでは、どんな変化がありましたか
まず、経営者である私自身が変わりました。経営状態も良くなり、社員も増え、利益も上がりました。
これまでは、利益を上げるためには仕入れ価格や経費を抑えることだと教えられましたが、倫理経営は逆。仕入先にも社員にも充分に利益を与え、共に繁栄することを学びます。
それには社員の仕事の質やサービスの価値を高め、顧客満足を上げることが大事ですが、役に立ったのが「職場の教養」でした。社員全員に配って、「私も読むから皆も読んでくれ」と頼んだのです。そうしたら、自然に社員の言動や行動が変わり、後始末や整理整頓も徹底され、仕事への取り組み方も劇的に変わりました。
これから倫理を学ぶ人達のために、何かアドバイスはありますか
人生の価値とは、何を得たかではなく何を遺したか。三流の経営者は金を残し、二流の経営者は名を残し、一流の経営者は人を残すと言われていますが、本物の経営者になるためには、まず自分自身が倫理を学んで「経営者としての器を大きくする」「原理原則を学ぶ」「正しい苦難感を持つ」ことです。
そして将来のビジョンを持ち、それを社員に語り、社員と共有しながら業績で証明していくことです。これも倫理の先輩に教えられたことですが、経営者自身の質の向上が社員の質の向上をつくり、社員の質の向上が商品・サービスの向上をつくり、商品・サービスの向上が顧客の満足をつくり、顧客の満足が業績をつくります。
業績は経営者の考え方次第であることを肝に命じてください。
インタビュー/愛知県倫理法人会
副幹事長 今泉多江
株式会社 瀬戸大同
[本社]瀬戸市北山町101番地
TEL0561-82-9437 FAX0561-82-9464
http://www.setodaido.jp
[拠点]
小牧支店 小牧市大字本庄2460番地の7
東濃支店 土岐市肥田町肥田2664番地の1
[創業]昭和42年4月24日
[事業内容]電動工具、切削工具、作業工具、FA機器、空圧・油圧機器、配管部材、工場設備等の販売