倫理経営実践報告
すなおな心で倫理を学び実践する
倫理経営のすすめ
東洋電機株式会社 代表取締役会長
(一社)倫理研究所 法人局 法人アドバイザー
松尾 隆徳
親子二代に渡って愛知県倫理法人会の会長を務められ、今年度も愛知県倫理法人会では相談役として、さらに全国規模では法人アドバイザーとして各地区の倫理法人会にて講話をしながら倫理経営の普及に貢献されている松尾隆徳氏に、倫理経営の価値についてお聴きしました。
倫理経営をする上で特に大切なことは何だと思われますか?
まずは、経営者自身が純粋倫理の原理原則に基づいた経営姿勢を確立し、それを実践することです。その原則とは「苦難観の正しい理解」「自然の法則に基づいた生き方」「感謝報恩の心」「家庭円満」などで、これを経営に活かして会社を発展させてゆくのが倫理経営だと考えています。
社員も人間であり、家族のように大事にすれば頑張ることができます。この人は絶対に裏切らない、この人について行けば絶対に守ってもらえるという信頼感がとても大切なのです。
新しい会員の方々のために、何かアドバイスはありますか?
倫理法人会は異業種交流会ではなく、経営者が指導者としての自分を正すための会です。人脈づくりや売上のためのノウハウを学ぶ場ではないということを理解し、すなおな心で倫理を学び実践することから始めてください。「徳の高い人のもとに人は集まる」わけですから、そういう人になることを目指して学んでいただきたいと思います。
経営の指針とされている座右の銘はありますか?
座右の銘としては「清くあれ、美しくあれと願えども、濁りやすきは心なりけり」「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」という言葉です。
倫理では、モーニングセミナーの最後に唱和する実践の決意、「今日一日、朗らかに安らかに喜んで進んで働きます」が好きですね。明るく胸を張って、朝の挨拶から笑顔を絶やさない。そんな生き方を続けて行きたいです。
インタビュー/愛知県倫理法人会
副幹事長 今泉多江
東洋電機株式会社
春日井市味美町2丁目156番地
TEL 0568-31-4191
FAX 0568-31-8096
http://www.toyo-elec.co.jp
[設立]昭和22年7月
[事業内容]エレベータ用センサ・空間光伝送装置等の光応用製品、各種情報制御システムや組込み技術を活用した製品、耐雷変圧器や低損失タイプモールド変圧器、アモルファス変圧器 等